最後に「図書室」に足を踏み入れたのは
もう何年前のことだろう。
小学校の図書室のスライド式のドアは
何となく教室のドアよりも重たく
入った先の空気は少し澄んでいて不思議な感じ。

こんにちは。小夏です。

好きなものを好きなだけ語り尽くす
自由気ままなWEBマガジン。
今回は私が最近気になる
「秘密の図書室」を特別に紹介します。

きらびやかな街渋谷にひっそりと佇む、大人のための「森の図書室」


”働く大人が気軽につかえる”をコンセプトに
2014年、渋谷にオープンした「森の図書室」。
https://morinotosyoshitsu.com/
席料500円ドリンク代
店内の本がすべて読み放題。
Free Wi-Fiも完備されているので
たくさんの本に囲まれながら仕事をするも良し。

また、会員制度もあり
年会費を払うと席料が無料になったり
非会員では自由に開けることができない
入り口の扉の鍵を手に入れられるという遊び心も
大人たちの心をくすぐる要素の一つだ。

おしゃべりしたりご飯を食べたり
そんな「子供の頃できなかった過ごし方」が叶う
大人による大人の為の夢のような図書室なのである。

本が大好きな人も、そうでない人も
またきっとすぐに迷い込みたくなる。
そんな特別な空間の魅力をちょこっとだけ教えちゃうね。

どこか懐かしく、だけど洗練された異空間

壁一面に並べられた色とりどりの本たちと
古い木やコーヒーの匂いに包まれた温かみのある店内は、例えるなら「おじいちゃんの書斎にこっそり忍び込んだ」そんな感じ。

ユニークな漫画から、なにやら呪文のような難しい本までなんでも詰まってる大きな大きな本棚。
そこに自分が小さくなって迷い込んだような異空間につい、時間を忘れてしまうのだ。

壁にペタペタと貼り付けられた
みんなのおすすめ本紹介カードで
ここにいない「誰か」と好きを共有できるのも
個人的にわくわくポイント。

本の世界をイメージしたフードメニュー

なんとこれまた夢のような体験なんだけど
本に出てくる食べ物や飲み物をイメージしたメニューが楽しめる、と。

誰もが一度は憧れる「ラピュタトースト」や
ぐりとぐらのふわふわなカステラを食べながら
図書室で本が読めるなんて
小学生のわたしが聞いたら泣いちゃうだろうな。

知らない本の気になるメニューを頼んで
それを楽しみながら初めての本に出逢うってのも素敵だし、きっと特別な1冊になってしまうこと間違いなし。

人数制限や時間制限があるみたいだけど
お酒の提供も再開したようなので
飲酒読書という最高なやつも出来ちゃいますんで
電気ブラン片手に森見登美彦先生の
「夜は短し歩けよ乙女」を読みふける会
いつやる?????

大人なデートにも使えちゃうまったりソファー席

窓際には座るところが広めに作られた
ゆったりまったりソファー席もあったりするもんだから、まるでおうちのベットの上でくつろぐ感覚になれてしまう。

人混みを避け、じんわりと感性を刺激できる
そんな時間を大切な人と共有しよう。
お互い読んだ本の感想を言い合ってるうちに
全然違う話にすり替わってしまったりして
そんな少し大人なデートスポットとしても推せる。
気になるあの子を誘って
ぜひ本の世界へ軽率に連れ出してみて。

じっとりと湿度の高く
これからもっと蒸し暑くなるこの季節、
都会の喧騒から逃れ
少年にも少女にもなれるこの異空間で
新しい休日の過ごし方をぜひ探してみてほしい。