最強のロックバンド、PEDROとまた夏まで生きようか

最強のロックバンド、PEDROとまた夏まで生きようか


どうも。いとです。


PEDROの新曲「夏」が8月6日に配信リリースされたんですけど、皆さんはもう聴きました?

まだって人は早く聴いた方がいいです。

夏、終わっちゃいますよ。


そもそもPEDROを知らないという人のために簡単に説明を添えると、

PEDRO(ペドロ)というのは、大人気アイドルグループBiSHのメンバーであるアユニ・Dによるソロプロジェクトであり、自身がベースボーカル、作詞や一部作曲までつとめるバンドのこと。

ソロプロジェクトとはいっても、バンドの形態や他のメンバーは固定されていて、スリーピースバンドの一角としてギターを担うのはあのナンバーガールの田渕ひさ子。
ドラムはこのバンドのメンバーに起用されるまでは無名の大学生だった毛利匠太。アンバランスが過ぎる。


このプロジェクトが解禁されたのは2018年9月。
ミニアルバムのゲリラリリースとともに予告なく始動した。

そのCDにはファーストライブの先行申込み用シリアルが封入されていて、そんなあからさまなオタクホイホイあるかよ…と文句垂れながら仕事終わりにタワレコ3件ハシゴしたのがもう3年前のことだというのだからまっこと驚きである。

月日の経過というのは恐ろしいもので、PEDROとしてバンドマンデビューした当時のアユニは、もうまさに「大人たちからワケわからんままベース持たされて舞台に立たされている」感が否めなかったけれど、本作「夏」のMVでは、ベースをかき鳴らす姿がすっかり板に付いている。

というか、すっげえ良いMV。

剥き出しの世界観も躍動感のある演奏シーンも、ロックバンドのMVとして完成されているし、曲もめちゃめちゃ良い。

元々アユニの独特の言語感覚は作詞と相性よかったけど、ここにきて彼女なりのワードセンスを楽曲の中に落とし込む作曲スキルまで向上してきてるのを感じる。推しの才能が怖い。

退屈な世界と見下していたけど
ここは面白いものが沢山詰まっている
死ぬほど泣いたり 死ぬほど叫んだりが
それすらも愛おしく思えてきたのです

アユニは「夏」をこう唄っているけれど、これはそのままアユニの「この世界そのもの」への認識といってもいいかもしれない。

元々あまりコミュニケーションが得意ではなく、厭世的な考えを持っていたアユニだったけど、アイドルになり、さらにはPEDROとして音楽活動をする中で、“世界”に対する見方に変化が生まれているのは間違いない。

その“世界”への想いを、「夏」への想いに重ねてこのように綴ったのだとすれば、一ファンとして本当に愛しく思えてきてしまう。

始まる季節 終わる季節
また夏まで生きようか

その上で、かつて「夏嫌い」であったはずのアユニがこんなにも前向きなパンチラインを産み出したことに、涙すら出てきてしまう。

この「夏」、アツすぎる。


バンドとして見ても、「夏」はPEDRO随一の名曲だ。

改めてこれまでのPEDROの楽曲を振り返ると、やはり「アユニ・Dのソロ名義」という印象が強かった。

しかし今回の「夏」では、サウンド然り、MV然り、“スリーピースロックバンド”としてのPEDROが存分にアピールされている。

この今年2月に行われた初の武道館単独公演「生活と記憶」を経て、PEDROは“バンドとして”間違いなく一段階上のステージに上がった。

ギターの田渕ひさ子も、いまやPEDROにとって欠かすことのできない存在になった。
新代田FEVERでの初ライブでは、初っぱなのジム戦に伝説のポケモン連れてきちゃったような“反則感”があったけれど、いまやPEDROのギターとしてアユニと共に弦をかき鳴らす田渕ひさ子の姿が怖いほどハマっている。
パーティーとしてレベルが噛み合ってきたのだろう。
アユニ・Dはもうほとんど向井秀徳だ。違うか。違うな。

そして、ドラムの毛利匠太も。
トップアイドルのベースボーカルと伝説級バンドのギタリストとスリーピースで涼しい顔してドラム叩ける時点でこいつも大概狂ってる。強心臓過ぎるし、安定感がベテランドラマーのそれ。

こうしてみれば、もうPEDROはアユニのソロプロジェクトという枠に収まる道理はなく、最強のロックバンドとして確実にその頭角をあらわしつつある。これからが楽しみで仕方ない。


あなたもまずは、PEDRO史上最強の新曲「夏」を、この夏が終わる前に。


そして、また夏まで生きようか。


それでは。

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